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痛み③

公開日: : 最終更新日:2016/08/27 カイロプラティック, 健康

痛みの続きです。

痛みには急性痛と慢性痛があります。

急性痛の場合その痛いと感じる場所に損傷や炎症が起きていることがほとんどです。

しかし、慢性痛の場合そうではない場合が多く見られます。

慢性とは3ヶ月以上のことを言いますが、炎症などが長く続くとセンサーが刺激に対して敏感になってしまいます。

正常ならば100の刺激でスイッチがオンになっていたものが50でオンになってしまうようになってきます。つまり普段なら痛みを起こす刺激ではないものに対して反応するようなってしまいます。

そうなってしまうと、通常の動作ですら痛いと感じるようになるのです。

さらに慢性的に同じ刺激が続くと神経がそのパターンを作ります。これは痛みだけではなく動作や反射でも同じことが言えます。

条件反射と言われるもので有名なものでは「パブロフの犬」というものがあります。

これは実験で犬に餌を与える時にベルを鳴らし、それを一定の期間続けていると餌を与えなくてもベルを鳴らすだけで犬がよだれを垂らすようになるというものです。

つまり、長期に同じ刺激を与えるとベルが鳴ることと餌がもらえることがセットになってしまいます。

痛みが長く続くとその時に痛かった動作をするだけで痛いと感じてしまったり、痛みが出る状況を再現するだけで痛いと感じてしまうようになってきます。つまり痛み刺激ではない刺激がパターンのスイッチを入れてしまうのです。

これは神経をリセットしなければなりません。

最後に脳の中脳という部分の刺激は痛みを抑制します。ここへの刺激が弱くなると痛みを感じやすくなります。

この部分への刺激は大脳から入ってきます。大脳の活性が低くなると中脳への刺激が弱くなり痛みの抑制が弱くなります。

すなわち、痛みを感じやすくなります。

では、大脳の活性はどうして低くなるのでしょう。

それは体からの感覚刺激が少なくなると起こります。運動不足や関節や筋肉が硬くなってしまうことやサブラクセーションも原因の一つです。

つまり痛いからといって動かなければ、余計に悪くなってしまうのです。

痛みはまだまだわかっていないことだらけです。中枢に行けば行くほど様々な要因が複雑に絡み合ってくるからです。

慢性化すれば問題は複雑になります。早めに対処することが大切です。

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